◎1F
福岡・博多。このまちの気質に育まれて。
博多阪急は、2011年3月に開業しました。
ある社員は、「開業準備当時、九州の企業との電話で『はんきゅうです』と名乗って『阪九フェリーさん?』と間違えられたのも、今ではいい思い出です」と語ります。関西からやって来た私たちは、そのくらい九州で知られていない存在でした。にもかかわらず博多阪急は、ありがたくもこうして、干支ひと回りにわたって営みを続けてこられました。
このことに、私は福岡のまちの度量を感じずにはいられません。さすが、何百年も脈々と九州の、そして日本の玄関口を担ってきたまちだなと。外から来た者を「受け容れる」を超えて「おもしろがってくれる」気質に、いつも支えられています。