◎10月2日(水)〜10月22日(火)
◎7F コトコトステージ71
日本の民藝思想に影響を与え、英国各地に受け継がれている知恵と技術を詰め込んだ陶器たち。今回のコトコトステージ71では、バーナード・リーチの思想を受け継いだ英国の作家たちの手仕事を中心にご紹介いたします。今も愛され続ける暮らしのアイテムを取り入れ、英国の作り手との繫がりを感じてみては。9階催事『英国フェア2024』に併せてぜひ、お楽しみください。
「ペニー・シンプソン」
写真左から)バターディッシュ 13,200円 ディナープレート 13,200円 ジャグ 38,500円「ジェニファー・ホール」
写真左から)マグカップ 12,100円 ディナープレート 13,750円 ボウル 12,100円
ミルクジャグ 13,750円
ジェニファー・ホールは、マイケル・カッソン、ピーター・スターキー、ジェフリー・スウィンデルの指導のもと、カーディフ・インスティチュートで陶芸を専攻し、同校にて、実用的なアーザンウェアを轆轤(ロクロ)で制作する喜びに目覚めます。1994年に卒業後は、ウェールズの陶芸工房にて、轆轤職人ならびに絵付職人として2年間働いた後、イングランドのバッキンガムシャーへ移り、1997年に自身の工房を設立。2001年には、ウェールズに新たな工房を設立し、アーザンウェア用の赤土を使い、トレーリングと掻き取りの技法を組み合わせて、多様な作品を制作します。これらのプロセスは、ハチミツ釉、緑釉の芳醇で流動的な性質を表現するのに適しており、作品の形状は、機能性と制作のプロセス両方によって生み出されていました。土や金属でできた器、さらに、新しいものや古いものに存在する要素も作品の形に影響を与えています。
「ハンナ・マックアンドリュー」
写真左から)カップ(高さ9.5cm) 17,600円 ジャグ(幅14.3×高さ31cm) 49,500円
マグカップ(高さ9.5cm) 15,400円 ボウル(直径14×8cm) 15,400円
イングランド北西部出身のハンナ・マックアンドリューは、陶芸家への弟子入りを機に2001年にスコットランドへ移住。修業中にスリップウェアと出合い、スポイト状の道具を用いたトレーリングと呼ばれる技法で、独自の動植物の文様の作品を発展させてきます。一方、北デボンに伝わるスリップウェアに魅せられたダグラス・フィッチは、1990年代、同地に工房を設立。北デボン伝統のジャグを始めとする作品に取り組んでいきます。2015年、マックアンドリューとの結婚を機に生活の拠点をスコットランドに移し、現在、二人の陶芸家は南部スコットランドのガロウェイ地方にてそれぞれの作風のスリップウェアの制作に取り組んでいます。
※写真はハンナ・マックアンドリュー作のみですが、会場ではダグラス・フィッチ作品も展開します。
【英国ポタリーのある暮らしトークショー開催】
「ギャラリー・セントアイヴス」店主・井坂浩一郎が、日本と英国の民藝におけるつながりや英国の魅力的な民藝品をご紹介。
10月12日(土) 午後2時~(約30分)
◎7階コトコトステージ71にて
◎参加無料
ナビゲーター「ギャラリー・セントアイヴス」店主・井坂浩一郎
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