◎1F リビング
「立春」とは、春が立つ=春の兆しが見え始める時期のことです。二十四節気では、立春から新しい一年がスタートします。まだ寒さは厳しい時期ですが暦の上では春が始まり、5月初旬の「立夏」までが春とされています。「立春」から「春分」の間に初めて吹く南寄りの風を「春一番」と呼び、春の訪れを知らせてくれます。
立春を迎えて初めての午の日を「初午」といい、今年は2月12日(月・祝)になります。全国各地の稲荷神社では祭礼が行われ、商売繁盛や開運を願う人で賑わいます。初午いなりを食べる風習は、稲荷神の使いであるキツネの好物が油揚げだったことが由来とされています。いなり寿司は、東日本では米俵に見立てた俵型、西日本ではお稲荷さんの耳に見立てた三角型と、東西で形状が違うといわれています。
また梅の花も咲き始め、梅の名所では「梅まつり」が開催されたりするなど、春の訪れが楽しみな季節になりますね。
「春初め」に心身を整えて、何か新しいこと初めてみませんか。