◎1F リビング
「芒種」とは、「芒のある植物の種をまく時期」に由来しているといわれ、日本では昔から水田に直接種をまくのではなく、苗を育ててから田植えをする方法を受け継いでいます。「芒種」は稲や麦などの穀物の種をまく時期を表し、麦の刈入れや田植えを行う目安とされています。
この時期には今年の豊作をお祈りしたお祭りが各地で執り行われます。大阪の住吉大社の「御田植神事」や、京都伏見稲荷大社の「御田舞」、下鴨神社の「御田植祭」などが有名ですね。
また古来より「6歳の6月6日に稽古を始めると上達しやすい」といわれています。片手で指折り数えると6で小指を立てることから、「子(小指)を立てること」になぞらえて、習い事を始めるのに適した日と考えられています。
夏の兆しを感じる「芒種」。雨の日が増えることで梅雨入りを実感していきます。「梅雨」とは、梅の実が薄黄色に色づくことに由来するとされ、梅の熟する頃の雨といわれています。この頃には高温多湿になり、体調も崩しやすくなります。暑い時期こそ、ゆっくりお風呂に浸かってリラックスするのもいいですね。体調管理に気をつけて梅雨の時期を快適に過ごして、夏を迎える準備をはじめてみませんか。