◎1F リビング
寒い日が続いておりますが、
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
今回は二十四節気の中の「小寒(しょうかん)」と「大寒(だいかん)」について
お話したいと思います。
【小寒】
1月5日頃から始まる「小寒」は、二十四節気の一つで、寒さが本格化する時期を指します。
立春(2月4日頃)までの間にさらに寒さが厳しくなるため、「寒の入り」とも呼ばれます。日ごとに寒さが増し、特に朝晩は凍えるような冷たさに包まれます。しかし、寒さの中にも自然の力強さが感じられる時期でもあります。
小寒を過ぎた7日には、「七草粥」を食べる習慣があります。これは、七草(セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ)を使ったお粥で、年末年始の食べ過ぎや不摂生を反省し、胃腸を休める意味があります。七草の野菜は、寒い季節に生き生きと育つもので、厳しい冬の中にも自然の力を感じさせてくれる食材です。温かい七草粥を食べることで、身体も心もほっこり温まります。
冬の寒さを乗り越え、元気に新年を迎えるために、七草粥を食べることは、心と体のリセットを意味します。今年の七草の日には、ぜひホーロー鍋を使って、温かい七草粥を作り、汁椀でじっくりと味わってみてください。寒い季節にぴったりの日本の素敵な習慣を、ぜひ楽しんでくださいね。