◎3F ピエスセレクション
お洋服の知ると意外に便利な豆知識を、ご紹介していきたいと思います。
私自身、お洋服の繊維やその特性、また洗濯方法等勉強している中で、
皆様と共有したい豆知識です。
ちょっとした知識があるだけで、大切なお洋服をより長く綺麗に保つことができます。
ぜひお目通しください♪
繊維の種類について
繊維の種類や、何から出来ているのかを知ると、
取り扱い方法に迷ったときのヒントになります♪
まず、繊維は 天然繊維 と 化学繊維 に分類されます。
天然繊維はさらに 植物繊維 と 動物繊維 と 鉱物繊維 に分類されます。
代表的なものとして、
植物繊維(セルロース系)は 綿・麻…等
動物繊維(タンパク質系)は 絹・羊毛・獣毛(モヘヤ・カシミヤ・らくだ(キャメル)・アルパカ・アンゴラ)…等
が挙げられます。
同じ分類の繊維同士は、共通の長所短所が多くみられます。
例えば、植物からできている綿や麻は、水に濡れると強くなりますが、シワが出来やすいですよね。
タンパク質でできている絹や毛は、太陽や紫外線で日焼けをします。
(タンパク質で出来ている私たちの肌や髪と同じですね…)
化学繊維はさらに 再生繊維 半合成繊維 合成繊維 無機繊維 に分類されます。
代表的なものとして、
再生繊維(セルロース系)は 天然にある原料からできているもので、レーヨン・キュプラ…等
植物繊維と長所・短所が似ていますが、”水に濡れる場合”には異なります。
レーヨンは植物を原料としている為、短所として水にぬれると強度が低下することがあげられます。
(木は水に浸けると崩れますよね。)
キュプラも、コットンリンター(綿実から綿花を採ったあとに残る短い繊維)から作られており、
こちらもレーヨンより丈夫ですが、水にぬれると強度が低下する短所が挙げられます。
どちらも絹のような見ためを目指して作られた繊維。特有の光沢が魅力です。
半合成繊維(セルロース系)は アセテート・トリアセテート…等
再生繊維と、合成繊維の間くらいの原料や製造方法を用いて作られる繊維で、
レーヨンより軽く、光沢がありますが、
アセトンが含まれる除光液などで溶けたり、ガスなどで変色しやすい短所があります。
合成繊維は ナイロン・ポリエステル・アクリル・ポリウレタン…等
石油が原料の為、
水と油の関係を思い浮かべて頂けると、長所や短所が浮かびやすいです。
例えば長所は水に強く、シワになりにくい所、
短所は、吸水性や吸湿性はほとんどない所があげられます。
おおよその性質を知ると、意外と便利ですよね!
どの繊維にも長所・短所がありますが、
性質を知って上手く使いこなせたら、より心地よく暮らせそうです。
次回は、実際のお洋服の取り扱い方法に役立つ繊維の長所・短所についてまとめていきたいと思います♪
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