英国カントリーサイド 秋の風物詩~秋のリース作り・導入編~

英国の1年を、時候に沿ってお届けする【英国365日】。
初回は、英国バッキンガムシャー在住の英国政府公認ブルーバッチ観光ガイド木島・タイヴァース・由美子さんに、"秋の風物詩"をテーマに取材していただきました。


『イベントや時候にあわせて"リース"を玄関に飾る』というのは、英国のカントリーサイドで見かけられる風物詩のようです。
日本でも見かけることがありますよね!
共通するものを感じます。
今回は木島さん宅の隣にお住まいで、フラワーアレンジメントを生業とされているレベッカさん(某有名ラグビー選手の結婚式、そのフラワーアレンジメントもされている方だそうです!)の"秋のリース作り教室"のもようを、英国バッキンガムシャーの秋の様子とともにお届けします。

それでは、木島さんの英国ライフ・コラムをお楽しみください!

英国は秋も深まり紅葉の季節です。

こちらの紅葉は植物によって始まる時期が違うので、緑から黄色、オレンジ色、赤、そして深紅になる色のグラデーションや、絡み合っている葉の色の組み合わせを楽しんでいます。
まさに、自然が織ってくれたタペストリーです。

私の家のお隣りに2年前に引っ越してきたレベッカは、犬が大好き。

そして私と同じ「ヴィーガン」ということもありすっかり気が合って、今ではお互いに夕食やおやつのお裾分けをする仲になりました。
彼女の仕事は、ウェディングやイベントのフラワーアレンジメント。
この時期は秋のリース作りのクラスを開いています。
場所は、バッキンガムシャー州のスワンボーンという人口450人ほどの小さな村で、13世紀の美しい教会や藁ぶきの民家が建ち並びます。

レベッカのスタジオは、19世紀の納屋を改造したもの。

まずはスタジオの入り口で彼女の愛犬リコッタとヴェスパ(イタリアのチーズとスクーターからつけた名前)に迎えられます。


「今日は、アイヴィー、ユーカリプタス、オークの葉っぱなどを使って、秋のリースを作りましょう。

マグノリアの葉の表は深いグリーンですが、裏は錆び色のような茶色です。(写真左上の中央)
それをうまく使うと素敵に仕上がりますよ。」
とまずは材料の説明から。
写真右上の葉は"オークの葉"で、こちらは人工的に着色しています。

その後さっそく彼女のデモンストレーションが始まります。

→次回~秋のリース作り・創作編~へつづく。

※記事に掲載されたイベント情報や商品は、売り切れ・変更・終了する場合がございます。
※売り切れの節は、ご容赦ください。
※表示価格は、消費税を含んだ税込価格です。