英国で一番のパイを決める「British Pie Awards 2022」審査を開始!

3月に行われた、英国メルトン・モーブレーにて開かれたパイの祭典「British Pie Awards 2022」 に英国在住のエリオットゆかりさん(※)が審査員で参加された様子をお届けします^^
※駐日英国大使館 「Food is GREAT: A Taste of Britain 」にて、現地の食についてコラムやレシピを寄稿。


それでは、ゆかりさんの#英国ライフ・コラムをお楽しみください!


<<審査を開始>>
さて、これから審査員全員が集合しオリエンテーリング。
主催者のご挨拶と審査基準の説明が楽しく和やかに行われました。

オリエンテーリングの様子

このブリティッシュパイアワードの会長である、マシュー・オキャラハン氏のご挨拶。
マシューさんは気さくで楽しい英国紳士。

ブリティッシュパイアワードの会長 マシュー・オキャラハン氏

日本にもご縁が深い方で、いろいろな場面で気さくに話しかけていただきました。
今回このパイアワードの審査員をさせていただけたのも、マシューさんのご配慮のおかげです。

さて、いよいよ審査の開始です。
チーム内でペアを組んで一つずつ審査していきます。


写真上:ご一緒した審査員チーム、写真下:担当した「クラス16」テーブル


私の担当したHot-Eating Savory Pieの審査員は全部で8名。4ペアに分かれて膨大な数のパイを審査していきます。
温かいパイなので、冷めないように発泡スチロールの箱にいくつもパイが入っていて、それを一つずつ取り出して審査します。
箱の中には色々なパイが入っているので選ぶのも楽しい♪

ズラリと並んだ美しいパイたち

自分で箱の中から好きなパイを取り出していいので、まずは見た目で心惹かれる物を選んで審査していきました。
審査は減点方式で行われます。


<<審査のポイント>>
1、Appearance (外観)  見た目です。
パイの形が整っているか、中から具が漏れていないか、表面の艶に塗りムラがないか。
パイの縁飾りや蓋部分に工夫があるとより審査員の高感度につながることもあります。
まずは第一印象ですね。

応募されたパイをオーブンに入れてあたためているところ

2、Baking (焼き加減) パイ生地がしっかりと焼けているかをチェックします。
表面はとても美しくこんがり焼きあがっていても、底の部分が生焼けのパイも。
焼きが足りないと色も薄く油が浮いているので一目瞭然です。側面も審査対象。

パイ全体の焼き加減をいろいろな角度から細かく見ていきます。
※パイは、すでに焼かれた完成品が出品されています

「「British Pie Awards 2022」審査が終わると、次は採点へ!」につづく

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