自分時間を大切にする英国の日常。その中心にはいつも紅茶があります。
一杯の紅茶から生まれる豊かな時間を、毎月英国の紅茶ブランドをピックアップしてお届けする【英国のティータイム】。
今回は「ハフキンス(HUFFKINS)」についてお届けします。
お話をしてくださったのは、ハフキンスの社長であるジョシュア・テー(Joshua Taee)さんです。
Q:「ハフキンス」の成り立ちを教えてください。
ジョシュアさん:19世紀のコッツウォルズでは、伝統的な農業経済を維持されていましたが、とりわけ牧羊が地域の生計に大きく貢献していました。そのため、緊密なコミュニティが育まれ、住民は共同活動に参加したり地元の祭りを祝ったりして強い帰属意識を生み出すことになったのです。
19世紀後半になると、伝統的な職人技と農村生活を奨励するアーツ・アンド・クラフツ運動が盛んになり、コッツウォルズの建築や生活様式に大きな影響を与えました。
そのような状況下、1890年、コッツウォルズの町バーフォードでハフキンスが創業されました。創業者のティットコム氏は、コッツウォルズの小さな石造りのコテージでパンを焼き、薪のオーブンで焼いた商品をロバに曳かせた荷車で毎日配達してたのです。