◎1F
秋の雨以降、夜風は少し肌寒くひんやりとした空気に変わりました。
風にのって漂う金木犀の香りと合わせ、一年の中で最も好きな季節です。
今年も三田の親戚から届いた秋の味覚の黒枝豆とさつまいも。
贅沢にも丼ぶり鉢いっぱいの黒枝豆を頬張っています。
間引き(まびき)大根、間引き(まびき)人参
3粒ずつ蒔いた種。
芽を出し、1週間程で子葉が開きます。
以降成長を見ながら大きく成長できるスペース、風通し、
日当たり良くするため最終1本に残す為に場所空ける作業が間引きです。
1回目 子葉が開いたころ
2回目 葉が2~3枚のころ
3回目 葉が5~6枚のころ
3回間引いて、残す苗の根元が動かないよう優しく土を寄せて大きく太く成長しそうな苗を選び抜きます。
この3回目に間引いた大根です。
葉はまだ柔らかく、根までサラダから葉を頂く葉大根のように汁物、お浸しから炒めもの等幅広く頂けます。
今が旬!この時期ならではの間引き菜の楽しみです。
■間引き菜のソテー
フライパンにニンニクをオリーブオイルでゆっくり熱し、にんにくの香りを立たせておきます。
根の部分だけ先に湯に入れ火が軽く通ったところで葉もはなち、塩茹でをします。
緑が深くなる瞬間にざるにあげ水気を切ることがポイント。
上記オイルで和えるようにさっと炒め出来上がり。
敢えて姿もそのまま。
直接炒めるよりも、葉の瑞々しさが広がり、魚な肉の付け合わせにも良く合います。
さて過日、父から冬野菜を小さなポットに蒔いたから要るか?
と尋ねられ持ち帰ったポット。
2回目の間引きをする程に成長しています。
大きく育てるのではなくスプラウトとして食べたら良いのではと提案され
只今、間引いては根付きのまま添えもの、彩りに少しずつ食している
成長の観察しつつ楽しむベランダ菜園スプラウト。
芽は、香りがとても強いです。
こんなに小さな春菊の芽ですが、口にすれば春菊だとしっかりと主張してきます。
この時期ならではの栄養いっぱいの発芽パワーに加え
外敵に食べられては困るので香りでも自分を守っているのでしょうね。
畑では冬野菜の準備が始まっています。
小さなベランダでは諦めていた秋の種まきに適する冬野菜の
一味違う美味しい栽培が出来そうです。
<プロフィール>
伊藤 由香 (いとう ゆか)
野菜ソムリエプロ百貨店・野菜ソムリエ協会講師、レシピ提案等で活躍中。長年西洋料理を学んだ後、野菜ソムリエに。旬の野菜を使った食のセミナーはもちろん、自身の子育て経験を生かしたレシピ提案など、親子でできる野菜・果物の特徴を活かしたメニューを得意とする。
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