◎1F
多くの人々が町を行き交うようになり
以前のような賑わいある紅葉シーズンとなりそうです。
秋の深まりと合わせて、予防接種受けようかなと気になり始めるインフルエンザ。
今年はインフルエンザとコロナ同時流行の懸念を耳にします。
予防接種に頼るだけでなく、ウィルス侵入をブロックする手洗い、うがい。
そして合わせて粘膜強化!
皮膚や粘膜を丈夫に保つ働きが期待される栄養素と言えばカロテン。
体内でビタミンAに変化し、免疫力も高めてくれる効果も期待されています。
秋から冬へと向かう季節に味が凝縮し、味わいの良いニンジンの旬がやってきます。
カロテンは、英語名キャロットが語源で、ニンジンはカロテンが豊富な緑黄色野菜の代表野菜!
ニンジン50g、約1/3本程で大人の一日に必要量が摂れると言われています。
特に皮近くは栄養が多く含まれるのでよく洗い、調理できるもは皮ごと使うのもひとつ。
既にご存知の方も多いと思いますが、カロテンは油と一緒に調理すると吸収が高まります。
煮物も炒め煮にするなど上手く摂れる工夫をしたいものです。
■食べるニンジンドレッシング
・ニンジン 1本 (約150g)
・玉ネギ 1/8個
・酢 大さじ2(30ml)
・EXVオリーブオイル 大さじ5(75ml)
・塩麹 小さじ1(または 塩 小さじ1/2強)
ニンジンは良く洗い、水気をしっかりとふいておきます。
ミキサーに回りやすいよう適当な大きさに切り材料全てミキサーで攪拌したら完成です。
玉ねぎの辛味が気になる方は、ラップに包んで電子レンジに30秒かけ粗熱をとるとマイルドになります。
塩麹を使うと、時間が経つと全体的に味のまとまりとマイルドさがアップするように感じます。
もし、ご自宅にあるようでしたら宜しければお試し下さい。
ミキサーがない時は、すりおろし器で下した後、酢、オイル、塩麹を混ぜて合わせます。
材料を全て半量にすると、すり下ろす負担も少なく手軽にトライできると思います。
このドレッシングと温州ミカンの組み合わせは私のお気に入り。
ミカンも緑黄色野菜並みのカロテンが含まれますから最強コンビのサラダです♪
今回は食感豊かな角切りにした青パパイヤを加えましたが、カブやニンジンの角切り等代用できます。
たっぷりのドレッシングと和えながら共に頂きます。
ドレッシングは野菜炒めに加えたり、粉と卵とドレッシングを混ぜ合わせてパンケーキとしても使えます。
清潔な瓶に入れ3~5日を目安に召し上がって下さい。
蒸し野菜や蒸し鶏等ディップとして使う際は以下をドレッシングと混ぜて味の変化も楽しんでみるのもオススメです。
○ニンジンドレッシング + 生姜 + 蜂蜜
○ニンジンドレッシング + クミンパウダー + ヨーグルト
後2ケ月余りで受験シーズン。
受験生がおられるご家族は特にシビアになる季節ですね。
強い身体づくりを心掛けたいものです。
<プロフィール>
伊藤 由香 (いとう ゆか)
野菜ソムリエプロ
百貨店・野菜ソムリエ協会講師、レシピ提案等で活躍中。長年西洋料理を学んだ後、野菜ソムリエに。旬の野菜を使った食のセミナーはもちろん、自身の子育て経験を生かしたレシピ提案など、親子でできる野菜・果物の特徴を活かしたメニューを得意とする。