◎4F
【内田祐子 ふわはね絵本のお部屋】
売場ニュース
『はらぺこあおむし』
作：エリック・カール
訳：もりひさし
偕成社
先日、4階 えほんのへやで「エリック・カールポスター展」が開催されていました。
そしてその中で絵本の読み聞かせ会をさせていただきました。
エリックカールさんの生い立ちや絵本を作り始めたきっかけ、最初に出版された絵本。
絵本に込めた思い、カールさんの一番のお気に入りの絵本などなどポスターを通して知ることができました。
そんなポスターをご紹介しながら、エリック・カールさんの絵本をたくさん楽しみました。
中でも大人気だったのはやっぱり『はらぺこあおむし』
葉っぱの上の小さなたまご。
おひさまが登った新しい朝、ぽんとたまごからあおむしが生まれます。
おなかがぺこぺこのあおむしは食べるものを探しに出かけます。
そしてげつようび…
みなさんもよく知るお話だと思います。
世界で5400万部以上売れているはらぺこあおむし。
なんと30秒に１冊、世界中のどこかで売れているそうです！（パネル参照）
いつも、4階絵本の売場の棚の上にある、なんと開くと全長120センチ近くのビッグブックをお借りしてぬいぐるみのあおむしを動かしながら、“歌い読み”をさせていただきました。
決して赤ちゃん向きとは言えない絵本ですが、こんなにも赤ちゃんから大人たちまでもを魅了する絵本が他にあるでしょうか。
1ヶ月半のあかちゃんからおばあちゃんまで一緒に楽しんだその時間は、改めて『はらぺこあおむし』の絵本の力を感じました。
世界70以上の言語で翻訳されているはらぺこあおむし。
作者の背景、本の豆知識など絵本を楽しむのに必ず必要かと言われるとそんなことはないのかもしれない。
でも知ることで見えてくる広がる深まる世界が必ずあると思う。
そんなことを改めて教えてくれたパネル展でした。
今年3年目となる「ふわはね日めくりカレンダー」４階絵本売場でも好評発売中です。
毎日の始まりにめくる一枚の紙。月の満ち欠けや季節の暦。日々の暮らしを共にしてほしい絵本たち。そして毎日がほんのちょっぴり豊かで楽しくなるような、心のお守りになるような言葉を紡ぎました。
今年はその言葉に、絵本作家としても大活躍の北村人さんが絵を添えてくださいました。もちろん今年も366冊の毎日のおすすめ絵本を掲載。
言葉に合わせて書き下ろしてくださった絵は毎日全て違います。
明日になるのが楽しみになるようなカレンダーです。
どうぞ2023年春からの新しい一年、ぜひご一緒させてください！
＜プロフィール＞絵本のつなぎて ふわはね（内田祐子）
絵本を描く人作る人読む人読んでもらう人を繋ぎたいと関西を中心に活動を続ける。絵本で作る扉や広がる世界を楽しもうと絵本の紹介や絵本がある暮らし、親子の時間が楽しくなる発信をと綴るインスタグラムは子育て中のお母さんや幼児教育に携わる先生方に支持されフォロワーが15,000人を超える。
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