◎1F
売場ニュース
暑い炎天下の中、もぎたてをかじらせてもらった美味しさは忘れられません。
ツヤツヤに膨らんだ一粒一粒から弾けた甘い汁が口からこぼれました。
もぎたて、採れたてのフレッシュなとうもろこしは、まるで砂糖のように甘くこんなにもジューシーだったのかと知りました。
野菜としてだけではなく穀物としても多くの国で食べられているとうもころこし。
主成分は糖質、たんぱく質ですが夏のエネルギーチャージにも嬉しい栄養素にも注目です。
エネルギーや糖質、脂質などの代謝を促してくれるビタミンB群や疲れやすい夏に嬉しい疲労回復を期待できるアスパラギン酸も含まれます。
特に粒の付け根の胚芽には栄養素が多く含まれカリウムや鉄分や亜鉛等多く含まれる部なので実を外す際は意識したいものです。
実の外し方のひとつをご紹介。
私のオススメは、とうもろこしを3~4等分に切り、更に粒に沿って縦半分に切ってから実を外す方法です。親指全体で外側に粒を倒す用にしていくと綺麗に実が外せます。
軸が硬く包丁が入りにくい時は軽く電子レンジ加熱してから切ると良いです。
余すことなく外れた芯も一緒に入れて炊いたとうもろこしご飯は夏の定番でしょうか。
またとうもろこしのすり流しも芯を出汁代わりに加え作ります。
調味料は塩でだけで、もう十分に美味しいスープが完成します♪
■とうもろこしのスープ(すり流し風)
とうもろこし 2本
塩 小さじ1
水 500ml
①とうもろこしは皮とひげを除き実を外す。
②鍋に①と芯と水、塩を加え火にかけ出たアクを取り15分煮る。
③ミキサーにかけ、ざるやさらしで濾し、味を確認し冷やす。
とうもろこしは収穫した瞬間から糖質が変化していきます。
できるだけ早く頂くのが最も美味しく、皮も調理直前に剥くのが良いと言われています。
電子レンジ加熱は、ラップに包み電子レンジ600wで4分程加熱しそのまま粗熱を取ります。
蒸す際は蒸気の上がった蒸し器で10分程加熱し火を止め3分ほど置いてから取り出します。
茹でる時は鍋にに並べ、かぶる位の水を加え蓋をして加熱。
沸騰したら中火で4分程程加熱し、火を止め粗熱がとれるまで自然に放置します。
(または10分ほど置いて取り出す)
水に1%の塩を加えると甘さに深みが出ます。
いずれもふっくらジューシーに仕上がる加熱方法です。
薄皮を1~2枚程残すこともありますが、薄皮のあく味がうっすら残る事もありましたのでその時の鮮度や様子、気分でお試し下さい。
これから短い旬真っ盛りのとうもろこし。
ホワイトは甘味も強い品種なので今年も是非頂きたいなと楽しみにしています。
<プロフィール>
伊藤 由香 (いとう ゆか)
野菜ソムリエプロ百貨店・野菜ソムリエ協会講師、レシピ提案等で活躍中。長年西洋料理を学んだ後、野菜ソムリエに。旬の野菜を使った食のセミナーはもちろん、自身の子育て経験を生かしたレシピ提案など、親子でできる野菜・果物の特徴を活かしたメニューを得意とする。