◎1F
昨年末に花瓶に挿した蝋梅の蕾が開き、柔らかい香りを華ってくれています。
暦の上でも最も寒さ厳しい時期は、体が温まり手軽で美味しい冬の鍋料理。
高知県園芸販売拡大事業の一環で、高知野菜サポーターとしてご紹介させて頂いたレシピ「スタミナニラだれで食べるブリしゃぶ」は、身体がぽかぽか芯から温まり、この季節にぴったりな鍋です!!
古くから薬草としても使われていたと言われます。
身体を温めるだけでなくスタミナ野菜の代表格であるニラ。
高知県は日本一の生産量、集荷量を誇ります。葉幅が広く肉厚でやわらかいのが高知県のニラの魅力です。
旬は冬から春にかけてですが、ハウスと露地栽培で周年生産されています。
硫化アリルと呼ばれるニラ特有の香り成分は新陳代謝を活発にし、含まれるビタミンEは血行促進の働きが期待されています。疲労回復だけでなく、寒い冬にも最適な嬉しい野菜です。
鍋の具材はしょうがと大根だけ。とてもシンプルですが、スタミナニラだれの風味と食感が引き立ち、飽きることなく箸が進みます。たれは蒸し野菜、焼いた厚揚げ、魚や鶏のから揚げとも相性抜群です。一束分作っておくと便利で、1週間程冷蔵庫保存可能です。
ニラとしょうがでお鍋を食べ終わる頃には身体がぽかぽかになりますよ。
<材料(2人分)>
●ニラだれ(作りやすい分量3~4人分程)
ニラ・・1袋
ミョウガ・・3個(1パック)
(A)しょうゆ・・大さじ5、酢(あれば黒酢)・・大さじ2
ブリ(刺身用)・・200g
大根・・1/2本
生姜・・2片
酒・・100ml
昆布だし・・適量
<作り方>
①ニラだれを作る。ニラは小口切り、ミョウガはみじん切りに容器に入れAを注ぐ。(時間があれば、半日程置くと良く味が馴染む)
②大根は拍子切り、しょうがはせん切りにする。
③鍋に酒を入れ煮切り、続いて昆布だしを加える。だしがフツフツとしてきたら昆布を取り出し、大根、生姜を加え大根がやわらかくなるまで煮る。
④ブリをしゃぶしゃぶと出汁にくぐらせ、大根、生姜、スタミナニラだれの薬味野菜を巻いて頂く。
<プロフィール>
伊藤 由香 (いとう ゆか)
野菜ソムリエプロ百貨店・野菜ソムリエ協会講師、レシピ提案等で活躍中。長年西洋料理を学んだ後、野菜ソムリエに。旬の野菜を使った食のセミナーはもちろん、自身の子育て経験を生かしたレシピ提案など、親子でできる野菜・果物の特徴を活かしたメニューを得意とする。