『ちょろりんのすてきなセーター』

降矢なな 作・絵

出版社： 福音館書店

立春も近づき少しずつ春に向かっていると言えども、まだまだ寒い日が続きます。

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『ちょろりんのすてきなセーター』

それはこんなお話

ちょろりんは寒がりやのとかげの子。風が毎日少しずつ冷たくなったある日、ちょろりんは母さんに頼まれた手紙を出しに郵便局へ出かけます。

そこで洋品店のガラス窓に暖かそうに膨らんだ春の原っぱ色のセーターを見つけます。

欲しくてたまらなくなったちょろりん。家に帰ってお母さんに話しますが、買って貰えそうにありません。

諦めきれないちょろりんは大切にしまっていた貯金箱を壊して小遣いを取り出します。

でもセーターを買うには赤く透き通ったガラスのお金があと2つ必要です。

さぁ、ちょろりんはどうしたのでしょう。

春の原っぱ色のセーターを買うことはできたのでしょうか。

どうしたら買うことが出来るのかちょろりん考え、そして行動に移します。

だれもちょろりんを子ども扱いせず、そしてちょろりんも甘えない。子どもの本気に大人がしっかりと答える。

読者はちょろりんといっしょになってドキドキしながら心を成長させていきます。

表紙からお話が物語っている名作（裏表紙もいいのです）

新年の始まり。心がシャキッとし、読み終わった後にはほっこりと幸せな気持ちになれる絵本です。

シリーズ『ちょろりんととっけー』も是非ご一緒に。

今年もたくさんの絵本をご紹介させていただきたいと思っています。

絵本が親子のコミュニケーションのツールとして心を通わせあい、絵本を通して心を育んでいけますように。

本年どうぞよろしくお願いいたします。今年も子育てコミュニテイでもお待ちしてます。