『ねえねえ、きょうのおはなしは・・・・・』

～世界の楽しいむかしばなし～

著・訳： 大塚 勇三

絵： PEIACO

出版社： 福音館書店

2017年に出版された瀬田貞二さんによって再話・訳の『さてさて、きょうのおはなしは・・・・・・』日本と世界のむかしばなし　に続く姉妹編が7年ぶりに出ました。

『スーホーの白い馬』や『長くつ下のピッピ』など日本に届けてくれた大塚勇三さんが、これまでに雑誌や単行本で発表したグリムの昔話からロシアやノルウェー、リトアニア、アイルランドまで。選りすぐりの20話を収録。

『ねえねえきょうのおはなしは…世界の楽しいむかしばなし』　

ひとつのお話は見開き1ページ半から5ページ弱。リズム良く進みます。

語りの文化である昔話。大好きな人の声で聞く人々の知恵。

字が読めても読めなくても読んでもらうのは、語ってもらうのはやっぱり嬉しくて心地がいい。

同じ本を真ん中に心が通い合うのが楽しい。

それは片手間ではできないことだから。ちゃんと向かい合って同じ時間を共有する。それができるのが読み聞かせ、読み語り。

世界のお話はその国の入り口。

よく知られる「あかずきんちゃん」や「小びとのくつや」のお話も入っていましたが知らなかったものも多く。

そしてなんだか日本のお話と似たようなものもあれば、また違う展開にドキドキワクワクしながら、子どもたちはぐっと集中して聞いてくれます。

PEIACOさんの各扉の挿絵もとても可愛くて。お話に彩りをくれます。

絵本ではありません。読み物になっています。一日一話。夜寝る前のお楽しみにいかがですか？

【2月の子育てコミュニティー　絵本のある時間】

◎2月5日（月）

午前10時30分から　0歳クラス　

午後1時から　年齢制限なしのフリークラス

◎2月19日（月）

午前10時30分から　0歳クラス

午後1時から　年齢制限なしのフリークラス　

今月も皆様のご参加お待ちしております。