◎1F
新緑にサツキが美しく輝く5月。
通常運転の我が家ですが、大型連休を楽しまれている友人知人の様子をSNSで拝見しながら、旅気分を味わわせてもらっています。
ツンツン鋭い葉と網目状の模様のパイナップル。
この網目模様の一個がひとつの果実で、100~200個の子房が集まった複合果と呼ばれる特徴的な果物です。
形が松かさ(pine cone)に似ていて味はリンゴ(apple)のように甘酸っぱいところから名前がつきました。
新大陸を発見したコロンブスの一行がヨーロッパにパイナップルを紹介した後、貴族の間で競うように栽培が行われ、またたく間に世界中に広まりまったそうです。
さて、9割以上がフィリピン産で僅かにしか入らなかった台湾産のパイナップルでしたが、中国の禁輸により台湾産が身近になりました。
素直に喜べませんが、美味しい台湾産のパイナップルを口に出来る事はとても嬉しいです。
画像はダイヤモンドパイナップル(金讃パイン)です。芯まで頂け、やわかな果肉から濃厚な甘い果汁と芳醇な香りが口にジュワッーと広がります。
品種によって果皮の色が緑色のものもありますが、成熟してから収穫されるので収穫後、日数を置いても甘くはならないので(酸味は和らぎます)、購入した時が食べ頃です。
新鮮なうちに食べるのがオススメです。
5月頃から夏にかけて国産のものも収穫され、今から様々なパイナップルが楽しめる季節ですね。
パイナップルにはタンパク質分解酵素のブロメラインが含まれています。
30分程、肉と一緒にパイナップルを漬けておくと肉が柔らかくなります。
一方、ゼリーを作るなどゼラチンを一緒に使う時は、熱に弱いブロメラインの効力をなくす為に、60℃以上にパイナップルを加熱をしてから使うことがポイントです。
消化を促す働きも期待されていますから、連休中BBQのご予定に冷やしたパイナップルをクーラーボックスに入れておくのも良いかもしれませんね。
後半はお天気も良さそうです。
どうぞ引き続き、楽しいゴールデンウィークをお過ごし下さい♪
パイナップルのミントサラダはお肉の付け合わせにオススメです♪
パイナップルのミントサラダ
食べやすい大きさにカットしたパイナップルをボールに入れる。
みじん切りにしたミントを加えオリーブオイルでを加えて和え、好みでこしょうを挽いて完成!
<プロフィール>
伊藤 由香 (いとう ゆか)
野菜ソムリエプロ
百貨店・野菜ソムリエ協会講師、レシピ提案等で活躍中。長年西洋料理を学んだ後、野菜ソムリエに。旬の野菜を使った食のセミナーはもちろん、自身の子育て経験を生かしたレシピ提案など、親子でできる野菜・果物の特徴を活かしたメニューを得意とする。
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