◎4階 えほんのへや
売場ニュース
『つるかめつるかめ』
作: 中脇 初枝 絵: あずみ虫
出版社: あすなろ書房
「言葉に願いを込めて おまじないのススメ』
新しい生活がはじまり、慣れない環境でそわそわ、不安なお子さんや大人な方も多いかもしれません。
今回ご紹介するのはこちら。
あすなろ書房から『つるかめつるかめ』
中脇初枝さんの文、絵はあずみ虫さんの絵本です。
それはこんな始まり
かみなり ごろごろ
くわばら くわばら
じしんが ぐらぐら
まじゃらく まじゃらく
(P2−8本文引用)
くわばら くわばら
まじゃらく まじゃらく
とーしーとーしー
ちちんぷいぷいいたいのいたいのとんでいけ
そみんしょうらいのしそんなり
つるかめつるかめ
だいじょうぶだいじょうぶ
この本には困ったときのおまじないが7つのっています。
「つるかめつるかめ」は縁起直しのおまじないだそうです。
嫌なことがあったら唱えて嫌な気持ちをふきとばします。
誰もが経験のしたことのない病気と向き合うコロナ禍に生まれた絵本です。
帯にはこうあります。
「自分の力ではどうしようもないことが起こったとき、むかしの人たちは、おまじないを唱えて乗りこえてきました。おくびょうで、こわがりは、あたりまえ!ずっとむかしから、だれでもどきどきしたり、こわくなったりしたからこそ、このようなおまじないが伝えられてきたのです。」
「大丈夫大丈夫」大好きな人のその言葉は何ものにも代えがたい強い力となるのかもしれません。
私もいつも出かける家族に「気をつけてね」と声をかけます。
これは私からのおまじない。
楽しんでね。元気に過ごせますように。無事帰って来ますように...
言葉に願いを込めて。
新年度、親も子もまた新しい一年。
始まりの一年。笑顔多めの一年が過ごせますように。
<プロフィール>
絵本のつなぎて ふわはね(内田祐子)
絵本を描く人作る人読む人読んでもらう人を繋ぎたいと関西を中心に活動を続ける。絵本で作る扉や広がる世界を楽しもうと絵本の紹介や絵本がある暮らし、親子の時間が楽しくなる発信をと綴るインスタグラムは子育て中のお母さんや幼児教育に携わる先生方に支持される。
インスタグラム @fuwahane ←こちらをクリック
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