英国の一年を、時候に沿ってお届けする【英国365日】。
前回に続き「スノードロップ・ウォーキング」について。
英国バッキンガムシャー州在住の英国政府公認ブルーバッチ観光ガイド木島・タイヴァース・由美子さんは、毎年のこの時期の習慣にされているそうです。
それでは、木島さんの#英国ライフ・コラムをお楽しみください!
2022.2.21
英国の一年を、時候に沿ってお届けする【英国365日】。
前回に続き「スノードロップ・ウォーキング」について。
英国バッキンガムシャー州在住の英国政府公認ブルーバッチ観光ガイド木島・タイヴァース・由美子さんは、毎年のこの時期の習慣にされているそうです。
それでは、木島さんの#英国ライフ・コラムをお楽しみください!
コールズボーン・パーク(Colesbourne Park)をスノードロップ・ウォーキング
次に訪れたのはコッツウォルズにあるコールズボーン・パーク(Colesbourne Park)です。
ここは私が最も気に入っているスノードロップガーデンの一つで、何度も訪れています。
10エーカー(40,470㎡、※東京ドームが約11.5エーカーとの事らしいので、かなりの広さですね。)
のプライベート・ガーデンに350種類のスノードロップが植えられている、国内でも有名なスノードロップ・ガーデンです。
普段は一般公開されておらず、スノードロップの時期のみオープンします。
入場料その他は毎年チャリティへ。仮説の切符売り場に貼られたお知らせ。
まずは入場券を買って中に入ります。
小さな仮設の切符売り場にはこんな張り紙が。
2020年は(2021年はパンデミックで閉園)7,000ポンド以上(百万円)がさまざまなチャリティ組織に寄付しました、との旨が表記されています。
種類によっては早めに咲く、コールズボーン・パークのスノードロップ
同じスノードロップでも種類によって咲く時期が違いますが、ここでは少し早い時期に行っても満開に近い状態のスノードロップを見ることができます。
現在のオーナーの祖父であるヘンリー・ジョン・エルウェスは、19世紀後半に世界中を旅して色々な植物を発見しています。
そのひとつが1874年にトルコで発見された大きなスノードロップで、発見者の名前を取り"ガランサス・エルウェシー"と名付けられました。
現在のオーナーは、その孫にあたる同名のヘンリー・エルウェス卿で、コールズボーン・パークの敷地内でよく見かけます。
奥様のレディ・エルウェスも、エプロンをして、この時のために集められたスノードロップチームと一緒に忙しそうです。誰もオーナーであることには気づきません。
写真左:収益金はThe Family Havenのチャリティ組織への寄付金に
写真右上:どのケーキにします?と言われて迷ってしまうほどたくさんのケーキ。全てがホームメード。
写真右下:レモン・ドリズルケーキとミルクティーでティータイム♪
ここは毎週違うチャリティ団体が運営していて、収益金は全てそのチャリティに渡されます。
私が行った日は、何らかの形で援助を必要とする家族(家庭内暴力、貧困など)のためのチャリティ団体"The Family Haven"がお茶とケーキを振舞っていました。
好きなケーキを選べて、値段は紅茶付きで3ポンド。どれもホームメードで美味しそう!
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