今回のテーマは「ロイヤルアスコット」。
英国のマナーに精通し、「ロイヤルアスコット」をこよなく愛す、アンティークサロン「Violetta」オーナー、青山櫻さんにお話しいただきます。
オードリー・ヘップバーンの映画『マイフェアレディ』に登場するワンシーンが、華やかな「ロイヤルアスコット」に憧れを持つきっかけになりました。
(※「ロイヤルアスコット」は英国王室主催の競馬レース。毎年6月の第3週に、英国王室所有のアスコット競馬場にて開催されます。)
「ロイヤルアスコット」には、4つのエンクロージャーと呼ばれる観客エリアがあります。
男性でいえば、日中のドレスコード最高峰であるトップハットにモーニング姿で参加する“ロイヤルエンクロージャー“、
ネクタイにスーツという“クイーンアン・エンクロージャー”、さらにカジュアルになっていく“ヴィレッジエンクロージャー”、
“ウィンザーエンクロージャー”です。
女性も各エンクロージャーによって、帽子の大きさやワンピースの肩紐の太さなど、細かな決まりがありますが、どのエンクロージャーも“ミリナリー”と呼ばれる帽子を被ることから、“帽子の祭典”とも呼ばれています。