英国の「ヴィーガン・アフタヌーンティー」①

英国の1年を、時候に沿ってお届けする【英国365日】。

3月は、英国の「ヴィーガン」事情について。

英国バッキンガムシャー州在住で英国政府公認ブルーバッチ観光ガイドの木島・タイヴァース・由美子さんにお話いただきます。

〈前回の記事、【英国の「ヴィーガン」事情】はこちらから〉


それでは、木島さんの#英国ライフ・コラムをお楽しみください!


今回私は、ヴィーガン・アフタヌーンティーの取材をしてきました。

場所は英国君主の公邸のひとつ、ウィンザー城から北に25kmほどの場所にある「バーナム ビーチズ ホテル(Burnham Beeches Hotel)」のティールームです。

狩りの際に王侯貴族が使う「ハンティング・ロッジ(狩猟小屋)」として1727年に建てられた建物が、1965年にホテルとして生まれ変わりました。

門をくぐると、大きな木々や緑の芝生に囲まれた真っ白なジョージアン時代の建物が見えてきます。


写真:10エーカー(約12,000坪)の敷地内に建つ「バーナム ビーチズ ホテル」。真っ白な建物が印象的。

写真:78の客室を持つ「バーナム ビーチズ ホテル」。1727年(ジョージアン時代初期)の建物。


「ザ・ティールーム」と名付けられたティールームは、英国のライフスタイルブランド「ローラ・アシュレイ」を思わせるような、洗練された明るいインテリアです。


写真:「ザ・ティールーム」のインテリア。

写真:落ち着いた雰囲気の中で、アフタヌーンティーがいただける。


今回は、通常のアフタヌーンティーとヴィーガン・アフタヌーンティーをそれぞれ注文し、その違いを見てみました。


写真:通常のアフタヌーンティー(二人前)

写真:ヴィーガン・アフタヌーンティー(一人前)


ヴィーガン用のシャンパン、プロセッコ(イタリアのスパークリングワイン)は取り扱っていないとのことで、通常のアフタヌーンティーでのみ提供されます。(ワイン、シャンパンなどは葡萄から作られますが、作る過程で清澄剤として卵白などを使うため、ヴィーガンの印のないものはヴィーガン用ではない場合が多い。)


ロンドンのホテルでもこれまでに何度もヴィーガン・アフタヌーンティーをいただいたことがありますが、今回こちらのホテルでいただいたものはそれに引けを取らない美味しさでした。



次回に続く…


次回は、ヴィーガン・アフタヌーンティーの詳しいメニュー紹介や、ペイストリーシェフにインタビューした際の様子をお届けします。



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