英国のティータイム

#英国ライフ・5月のピックアップティー【スキティー(SUKI TEA)】

自分時間を大切にする英国の日常。その中心にはいつも紅茶があります。

一杯の紅茶から生まれる豊かな時間を、毎月英国の紅茶ブランドをピックアップしてお届けする【英国のティータイム】。

5月は、2005年に北アイルランドで創業した紅茶ブランド「スキティー(SUKI TEA)」についてお届けします。


「食のオスカー」とも例えられる、英国発祥の食品の国際大会「グレート・テイスト・アワード」で、最高の三つ星を受賞したことでも有名な「スキティー(SUKI TEA)」。

2005年に、社長兼ティーブレンダーのオスカー・ウーレー氏が北アイルランドの首都ベルファストにスキティーを創業しました。


英国でデザイナーとして活動していたオスカー氏は、「環境に優しく、自然の素材を活かした紅茶メーカーを作りたい!」と、ヨーロッパ・アジア・アフリカ諸国・南北アメリカ大陸など、数年にわたって世界中の農園を旅して回り、紅茶を追求。

世界中の生産者と関係を構築し、最高の材料を入手するルートを開拓しました。

創業当時から、ヨーロッパで「オーガニック」、「フェアトレード」、「レインフォレストアライアンス」などの認証を積極的に取得し、自然環境を保護することと生産者の労働環境を守りながら、選び抜いた自然素材を使用したこだわりの紅茶を製造しています。


写真:社長兼ティーブレンダーのオスカー・ウーレー氏 


オスカー氏の独創的な発想力と、天性の舌(味覚)によって生み出されたフルーツティーやハーブティーは、「グレート・テイスト・アワード」で最高の三つ星を獲得するなど、各方面から定評があります。

それは、ウォーバンアビー城(※アフタヌーンティー発祥の地と言われている)のティールームにて、2016年からスキティーが唯一提供されていたり、2022年6月のエリザベス2世女王陛下の即位70周年「プラチナ・ジュビリー」を祝した英国の食品をプレゼンテーションするイベントにて、スキティーが英国王室に提供されるという栄誉を与えられたことからも分かります。

今回は、そんな「スキティー(SUKI TEA)」について、スキティーの日本代理店、株式会社夢織のご担当者様にいくつか質問にお答えいただきました。


Q:おすすめの紅茶を3つ教えてください。

A:まず1つ目は、スキティーを代表するハーブティー【アップルラブズミント】です。

添加物を使用しない自然な味わいは、ざく切りのりんご、マンゴー、バラのつぼみ、ペパーミントを、「お菓子の袋」をイメージしてブレンドした、爽やかなフルーティーさが魅力です。

きれいなシャンパンゴールド色の見た目、フルーツの優しい甘さとふわっと爽やかなペパーミントの香りが上質な時を提供してくれます。

アイスティーとしてもおすすめです。

写真:アップルラブズミント


A:2つ目のおすすめは、スキティーの看板紅茶である【ベルファストブリュー】です。

濃厚な香りとまろやかな味わいが特徴の、伝統的なアイリッシュブレックファストティーです。

オスカー社長自ら直接インドで探し求めた最高のアッサムを使用したオリジナルブレンドで、ミルクとの相性も良いです。

スキティーの本社である北アイルランドの首都ベルファストが商品名の由来で、ロングセラーを誇ります。

写真:ベルファストブリュー


A:3つ目のおすすめは、リピート率No.1の紅茶【アールグレイブルーフラワー】です。

矢車菊の花弁、自然由来のベルガモット香料など、厳選した素材をスキティーの卓越したブレンド技術により完成させました。

オスカー社長が“最高のアールグレイティー”だと豪語する自信作です。

サファイヤブルーの矢車菊の花弁が見た目にも美しく、香り高くすっきりした飲み心地は、ストレートやミルクを入れるのはもちろん、伝統的な飲み方であるレモン果汁を入れるのもおすすめです。

写真:アールグレイブルーフラワー


Q:スキティーの紅茶はどこで楽しむことができますか?

A:#英国ライフのオンラインストアで購入していただける他、西洋アンティーク&インテリアを扱うショップ「YUMEORI 夢織」が日本国内に複数店舗あり、そちらでもご購入いただけます。

(※2023年4月現在の取扱い店舗:「YUMEORI夢織」福岡小倉本店、帝国ホテル東京店、帝国ホテルプラザ東京店、帝国ホテル直営ショップ「ガルガンチュワ」帝国ホテルプラザ東京1階)


なかでも、福岡県の「YUMEORI夢織 福岡小倉本店」ではティーサロンを併設しており、アンティーク家具に囲まれてスキティーを楽しむことができます。

写真:ティーサロンで優雅なティータイムをお過ごしください

写真:ティーサロン夢織 福岡小倉本店では、イングリッシュガーデンを見ながらティータイムをお過ごしいただけます


Q:近年、日本では「ヌン活」という言葉が流行るなど、アフタヌーンティーがブームですが、アフタヌーンティーにまつわるエピソードやおすすめの楽しみ方はありますか?

A:スコーンやサンドイッチなどと合わせる伝統的なアフタヌーンティーには、「ベルファストブリュー」、「ブレックファストティー」、「アールグレイブルーフラワー」がおすすめです。

ケーキやお菓子などと合わせる気軽なアフタヌーンティーには、人気のハーブティー「アップルラブズミント」やセカンドフラッシュの「ダージリンティー」が良く合います。

また、アイスクリームなどの甘くて冷たいものには「レッドベリー」が相性抜群です。


写真:レッドベリー


A:また、英国本国での話になりますが、スキティーはアフタヌーンティー発祥の地と言われているウォーバンアビー城のティールームで2016年から提供されていた唯一の紅茶です。(現在は改装工事中)

ウォーバンアビー城用の特別なブレンド「ウォーバンアビーブレンド」は、スキティーの看板紅茶であるアッサムベースの「ベルファストブリュー」を基にブレンドしていました。

また、北アイルランドの官邸である「ヒルズボロ城」のアフタヌーンティーでも、スキティーはサーブされています。

現地へ行かれる機会があれば、ぜひお立ち寄りください。


写真:ヒルズバロ城内のティールーム


【紅茶インストラクター 砂川純子先生のおすすめ♪】

紅茶インストラクターの砂川純子です。

「スキティー(SUKI TEA)」は、質が良く、美味しく、また受賞数の多さ、地球環境への取り組み等で有名なブランドです。

SDGs、フェアトレード、ナショナルトラスト活動…と聞くだけで、人の喜びと幸せを考えて紅茶を作っているのがよくわかりますね。

どのブレンドもとても美味しいのですが、今回は2種類をピックアップしておすすめいたします!


①【ベルファストブリュー】

2013年にベルファストで開催されたG8サミット(主要国首脳会議)で、北アイルランドを代表する紅茶として各国首脳に振舞われたベルファストブリューは、

お茶の味がしっかりあり重厚感もありますが、優しい味わいです。

サンドイッチや、クロテッドクリームをたっぷり塗ったスコーン、チョコレート等に合うイメージです。

着香はしていませんが ほのかにバラのような香りを感じることもあります。(香りの感じ方については個人的な意見です。)


②【アップルラブズミント】

オスカー社長も推しているアップルラブズミント。

甘酸っぱいりんごの味わいの中に、バラとミントが優しく香ります。

ノンカフェインなので、午後のひと時やおやすみ前など、ゆったりとした時間に飲んでいただくのにおすすめです。

美味しい紅茶に出会うと嬉しくなりますね♪どうぞ素敵なティータイムをお過ごしください。


〈砂川純子プロフィール紹介〉

元ANAのキャビンアテンダントで現在は紅茶インストラクターとして活動。

英国領事館や日英協会関連イベント、百貨店などのセミナー講師、また学校でマナー講演など積極的におこなう。


【YouTube 阪急うめだ本店催しチャンネル】

砂川純子先生が、スキティーの「アップルラブズミント」を使って、アイスティーを美味しく淹れるポイントを動画でご紹介しています。

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