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【内田祐子 ふわはね絵本のお部屋】
『母の友』/福音館書店
朝晩の気温も下がり過ごしやすい日が続いています。
暑さ寒さも彼岸までとは昔の人は本当にすごいなぁと毎年驚かされます。
季節はすっかりと秋らしくなってきました。
秋といえばやはり読書の秋でしょうか。
毎月愛読している福音館書店の雑誌『母の友』
その中でも11月号は特に楽しみにしています。
なぜならこどもに聞かせる一日一話の特別企画があるから。
短くておもしろい童話を30話。見開き1ページ。絵と共にあるお話。
それがちょうどよくて。もっと聞きたいの余韻を残してまた明日へと続きます。
1953年「母の友」創刊号にあった企画「こどもに聞かせる一日一話」
2003年「母の友」50周年の際に復活し、以来ほぼ毎年11月号で実施されています。その企画が福音館書店創立70周年記念出版として21世紀以降、約20年分の「一日一話」から選んだ30話が一冊の本になりました。
中には子どもたちの楽しんだあのお話や、大好きだったあのお話もあったり、『ぐりとぐらのピクニック』や『だるまちゃんとうらしまちゃん』など、過去に「母の友」だけに掲載された、絵本の人気者たちの未単行本化作品も収録!
装丁の美しさにも相まってまたまた宝物になりそうな一冊です。ぜひおやすみ前のひと時や、幼稚園でのお昼寝前の今日のお話や小学校の朝読などにもおすすめ。
贈り物にもいいですよ。
毎日のお楽しみがあるってとてもいいなと思っています。それは大きなことでなくていい。明日の朝ごはんでもいいし、幼稚園終わりの公園の時間でもいい。おやつの時間やお風呂で遊ぶ時間かもしれない。
そんな中に夜寝る前に親子で一緒に楽しみをもてる、それが絵本の読み聞かせだったり、こんな一日一話のお話の時間なのかもしれません。
そんな時間が日中のそれぞれの外での頑張る力になるのではないでしょうか。
<プロフィール>
絵本のつなぎて ふわはね(内田祐子)
絵本を描く人作る人読む人読んでもらう人を繋ぎたいと関西を中心に活動を続ける。絵本で作る扉や広がる世界を楽しもうと絵本の紹介や絵本がある暮らし、親子の時間が楽しくなる発信をと綴るインスタグラムは子育て中のお母さんや幼児教育に携わる先生方に支持されフォロワーが15,000人を超える。
インスタグラム @fuwahane ←こちらをクリック