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【内田祐子 ふわはね絵本のお部屋】
秋の味覚と言えばおイモ!スーパーでもが美味しそうなおイモが並ぶ季節になりました。
この季節になると園の行事におイモ堀りがあるのではないでしょうか。
おイモ堀りはリアルな農業体験。土の匂い、砂場とは違う土の感触、力一杯引っ張るつる、しりもちをつくほど大きなお芋が抜けたときの喜び。土の中から出てくる虫も含めて私はとてもいい経験だなぁと思っています。
さぁ、今回ご紹介するのはそんなおイモ掘りがテーマの絵本です!
『おイモだ、ほい!』岩崎書店
服部千春(作)/ほそいさつき(絵)
ノネズミのお母さんに連れられたコネズミたち。今日は初めてのおイモがり。うれしくてじっとしてなんてしていられません。みんなでワイワイとおイモ畑に着きました。
人間に見つかったら大変!と畑のおじさんが掘った残りの小さなおイモを静かに食べていたのに、一番小さなチョロはいっぱい食べたいと土にもぐりこんでしまいます。
そこにやってきたのは…。
コネズミチョロの大変な1日!
園の子どもたちとチョロ、ネズミがこわい先生の表情がまたよくて。
さぁチョロは無事お母さんのところへ帰れるのでしょうか。
児童文学作品を作り続けたベテラン作家の初めての絵本。
その言葉は耳に心地よく、子どもたちとチョロの交流を描く。
ファンタジーになりすぎていないところがリアリティがあり、きっとこの絵本を読んだ子どもたちはお芋掘りにいくとチョロをさがすのではないでしょうか。
この季節にぴったりの新刊が届きました。
お芋掘りに行く前に、行った後にぜひ楽しんでほしい絵本です。
<プロフィール>
絵本のつなぎて ふわはね(内田祐子)
絵本を描く人作る人読む人読んでもらう人を繋ぎたいと関西を中心に活動を続ける。絵本で作る扉や広がる世界を楽しもうと絵本の紹介や絵本がある暮らし、親子の時間が楽しくなる発信をと綴るインスタグラムは子育て中のお母さんや幼児教育に携わる先生方に支持されフォロワーが15,000人を超える。
インスタグラム @fuwahane ←こちらをクリック
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