◎1F
秋の太陽に照らされ輝く紅葉。
日が落ちれば、夜空に輝き始めたイルミネーション。
今年も残すところ2ケ月足らず…一年が過ぎる時の早さに焦りを感じつつも、
昼夜の輝きは幸せな気持ちにさせてくれます。
店頭には収穫された色濃く輝くりんごが数多く並ぶ季節。
果物の中でも発生の量が多いと言われるエチレンガス。
りんごは収穫されてからも呼吸をしていて成熟するときに発生します。
キウイフルーツやアボカドなど早く追熟させたい時には、りんごと一緒に袋に入れると良いと聞かれたことがあると思います。
袋入り、箱で手に入れられた場合も、りんご同士を追熟させるので一度箱から出して、ひとつずつ新聞紙に包んで冷暗所での保存がベター。
また、冷蔵庫の野菜室に余裕があれば(フルーツキャップがついていればそのまま)ひとつずつビ二ール袋に入れ、他の野菜にも影響しないよう口を閉じて保存すると比較的長く楽しむことが出来ます。
さて、今回は野菜&果物が主役!!で温度設定する秋の食材を美味しく楽しむローストポークをご紹介します。
★ローストポーク下準備★
・豚ロース肉(ブロック) 500g
・塩 肉の重量 1%
・こしょう
常温に30分程置いた肉全体に塩、胡椒をすりこみ、オイルを熱したフライパンで表面のみ焼き色をつけます。
★リンゴを楽しむローストポーク★
リンゴ 1個~2個 皮付のままくし切り
耐熱皿(またはクッキングシートを敷いた天板)に上記豚肉とりんごを並べます。
好みでりんごにきび糖(小さじ2)をりんごに振りかけ
200℃に温めたオーブンで25分~30分焼きます。
肉の中心まで火が入っているか確認。肉に串を刺し出てきた肉汁が澄んでいればOK。
★サツマイモを楽しむローストポーク★
サツマイモ1~2本 皮付のまま3㎝~4㎝長さに切る
耐熱皿(またはクッキングシートを敷いた天板)に上記豚肉とさつまいもを並べ、160℃に温めたオーブンで35分~40分 または、140℃に温めたオーブンで40分~45分焼きます。
肉の中心まで火が入っているかを確認。肉に串を刺し出てきた肉汁が澄んでいればOK。
リンゴは形を残しつつ、加熱されたとろっとした果肉の甘さを楽しみます。
サツマイモは低温でじっくり加熱することによってサツマイモデンプンが変化し麦芽糖が生成される特徴を活かした温度で仕上げます。
オーブン料理の魅力は、食材をオーブンに入れてさえしまえば完成する点。
例えば来客時でも時間と気持ちにゆとりができます。
野菜&果物に合わせ温度と時間を調整すれば、熱が入る過ぎると水分が蒸発しパサつきがちなたんぱく質共に美味しく仕上がります。
さぁ、ルッコラを添えれば盛り付けも完成です!
余ったローストポークは薄切りにし、スライスしたりんごとルッコラと合わせたサラダやバケットサンドにするのも秋のワインと共にオススメ♪
<プロフィール>
伊藤 由香 (いとう ゆか)野菜ソムリエプロ
百貨店・野菜ソムリエ協会講師、レシピ提案等で活躍中。長年西洋料理を学んだ後、野菜ソムリエに。旬の野菜を使った食のセミナーはもちろん、自身の子育て経験を生かしたレシピ提案など、親子でできる野菜・果物の特徴を活かしたメニューを得意とする。
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