◎1F
今からでも間に合う!最速おせち料理
関西風に薄味だけど旨味しっかりのレシピです。そのコツは塩にあり!塩をどのタイミングでどのくらい加えると旨味が引き立つのかについてご紹介いたします。
■お煮しめって何?
主に根菜類と鶏肉を椎茸の出汁を使って甘辛く炊く煮物を言います。室町時代に始まった今の日本料理が原型になっている「本膳料理」で、貴族の宴会で振舞われていた料理です。江戸時代以降から、お正月に「煮しめ」を用意する家庭が増えます。徐々に一般家庭に馴染みが深くなったと言われています。煮しめの名前の由来は諸説ありまして、出汁が少なくなるまでじっくり煮て締めると言う意味から付いたとの地域もあれば、煮汁の色を具材を染めるまで煮る事から「煮染め」と書く地域もあるそうです。
■関西風で薄味だけど旨味のあるお煮しめ(炊き合わせ)
作り方
隠し塩で旨味がアップ!材料のおいしさを引き出すほんの少量の塩を加えます。
ですが砂糖や味醂がメインで入る「お煮しめ」の場合は塩を加える順番がポイントです。
塩は砂糖よりも分子が小さいので先に入れてしまうと、後から入れた砂糖が材料に染み込まなくなります。
塩は砂糖よりも後に加えて、味をグッと引き締め効果で使います。
(材料)
4人分鶏モモ肉…1/2枚(200g)
人参…1/2本
蓮根…小1節
里芋…6個
こんにゃく…1/2丁
きぬさや...8枚こめ油(サラダ油)…大さじ1
出汁
★椎茸の戻し汁…600㏄
だしパック(鰹など)…1パック
(A)
酒…大さじ2
味醂…大さじ2
薄口醤油…大さじ1
砂糖…大さじ1(甘さは調節して下さい)
(B)
塩…小さじ1/3
濃口醤油…大さじ1/2