◎1F
新年明けましておめでとうございます。
お節料理から始まり新年早々、さわやかなゆずの香りでスタートしています。
香り豊かなゆずの皮は使うけれど、その後しばらく放置させてしまって最後まで使えなかった…そのようなことありませんか?
丸ごと使い切れない時は、ラップに包み冷凍するのものひとつです。
凍ったまま皮を削ったり、半解凍すれば果汁も絞ることができ、引き続き無駄なく使い続けることができます。
ゆず風味の自家製調味料に変え、長期保存させるのもひとつ。
柚子塩、柚子のはちみつ漬けやメープルシロップ漬けは、ゆずを切って混ぜるだけ。
簡単に便利な調味料ができますよ。
実は柚子に含まれるヘスペリジンはみかんの20倍、レモンの3倍も含まれているそう。
特に柚子の白いワタに多く含まれますから、無駄なく使い切れると良いですよね。
柚子塩
柚子を縦4~6等分に切り種を取り出し、果汁を絞ります。
果汁を絞った皮を全て(ワタ含む)せん切り(又は角切り)にします。
果汁と皮の重量を測りその2~2.5%の塩とよく和えたら完成。
冷蔵庫で1週間程持ちます。それ以上は冷凍してください。
柚子麹
柚子 1個(使った途中で70~80g種除く)
柚子を縦4~6等分い切り種を取り出し、果汁を絞ります。果汁を絞った皮を全て(ワタ含む)せん切り(又は角切り)にします。
塩麹 50gを手でパラパラにほぐし、塩 15gをよく混ぜ合わせます。
柚子果汁に水75~100mlを合わせ、ゆずの皮と合わせて混ぜる。
室温に保存し一日一度清潔なスプーンで混ぜる。麹がやわらかく馴染めば完成(7~10日)。
その後冷蔵庫保存。
※保存袋で作ると手軽です。その際、一日一度袋を開けて、袋をもむように混ぜて下さい。
袋全体についた麹はスケッパーなどを使い、周りに付着がないよう心掛けチャックを閉じると良いです。
ふろふき大根や蒸し里芋、蒸し豆腐にもピッタリな冬に欠かせない柚子味噌も、作ってみると簡単にできます。
冷凍庫の柚子が増えてきたらまとめて作ってみては。
柚子味噌
味噌...300g
A砂糖...120g
みりん...30ml
柚子...2個
①柚子の皮を削り、柚子果汁を絞っておきます。
②フライパン又は鍋に味噌、砂糖とみりんを入れ、中火にかけながらぽってりとするまで練ります。
③火をとめ、柚子果汁、柚子の皮を加え完成。清潔な瓶に入れ、冷蔵庫で保存する。
ゆずの花言葉は「健康美」。
今年も皆さまにとって健康で、しなやかな心と身体でお過ごしになれますように。
<プロフィール>
伊藤 由香 (いとう ゆか)
野菜ソムリエプロ百貨店・野菜ソムリエ協会講師、レシピ提案等で活躍中。長年西洋料理を学んだ後、野菜ソムリエに。旬の野菜を使った食のセミナーはもちろん、自身の子育て経験を生かしたレシピ提案など、親子でできる野菜・果物の特徴を活かしたメニューを得意とする。
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