◎4F
【内田祐子 ふわはね絵本のお部屋】
西宮阪急4階絵本売場では、うさぎのえほんが特集されています。
うさぎの絵本といえば1902年の刊行以来100年以上読み継がれているピーターラビットシリーズが有名です。その中から今回ご紹介するのは第1作の入ったこちら『ピーターラビットの絵本1』箱入りの3冊セット。
この『ピーターラビットのおはなし』は作者のビアトリクス・ポターがかつての家庭教師の息子にノエル・ムーアに出した絵手紙を本にして出版するために書き直したもの。
ビアトリクス・ポター 作・絵 / いしい ももこ訳/福音館書店
大きなもみの木の下の砂の穴の中に住んでいたお母さんと4匹のちいさなうさぎ。
フロプシーにモプシーにカトンテールにピーター。いたずらうさぎのピーターが、マクレガーさんの畑から命からがら脱出するこのお話は、世界中の子どもたちを魅了し続けています。
のどかなイギリスの田園を舞台に繰り広げられる、小さな動物たちのお話。それは擬人化された、時に人間くさい物語でありながらも、ビアトリクス・ポターの小動物への観察やスケッチによる力で、動物本来の骨格などを変えることなく描かれ、まるで本当にそんな世界があるようにも感じらます。
小さな頃の絵本の記憶がたくさんあるわけではないのですが、ピーターラビットのおはなしの仕掛け絵本を楽しみ、ピーターラビットとあひるのジマイマのぬぐるみでよく遊んでいたこと。
食器もピーターラビットを使っていたりと、とても身近で大好きだったピーターラビット。
イギリスでの出版から1世紀以上。時を超えても今なお愛され続ける絵本たち。
私にとっても幼い頃からの思い出とともにある大切なお話。全シリーズを一冊ずつあらためて読みたくなりました。少し大きくなった子どもたちに、夜寝る前に一冊なんていうのもいいですね。
グッズとして最初に出会った方も多いかもしれません。ぜひピーターラビットの世界、物語から楽しんでみませんか。
タイトルは知っているような有名なお話、キャラクターのものを改めて読む。
コロナ禍になってから進めています。まずはこの絵本からいかがですか?読んでみると世界観変わりますよ。
ふわはねえほん~季節のえほんと親子のじかん~
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<プロフィール>絵本のつなぎて ふわはね(内田祐子)
絵本を描く人作る人読む人読んでもらう人を繋ぎたいと関西を中心に活動を続ける。絵本で作る扉や広がる世界を楽しもうと絵本の紹介や絵本がある暮らし、親子の時間が楽しくなる発信をと綴るインスタグラムは子育て中のお母さんや幼児教育に携わる先生方に支持されフォロワーが15,000人を超える。
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