◎1F
暦の上ではそろそろ大寒。
一年で最も寒さが厳しい季節です。
寒さから身体が縮こまり、動きも小さく運動不足になりがちなので意識して肩甲骨付近を動かすようにしています。
今年も筋力アップを目指し、基礎代謝を上げようと新年早々エクササイズスタート。出だしは好調なのですが、多忙になると衰退しがちなので継続できるようペースを保つことが目標です♪
体温は1度上がると基礎代謝は12~13%上がり、免疫力も向上するそうです。寒い時期は特に身体を冷やさないという心掛けも大切です。
しょうが
しょうがの歴史は中国でも「史記」に記載されているほで古くから薬用、食用として使われ、日本も中国から入ってきて以来江戸時代までは薬用として、以降食用として利用されてきました。
ジンジャークッキーのあの型は、流行した病気の予防に食べるよう推奨した当時の国王、イギリスのヘンリー8世を形どったものだとか。体調に合わせてスパイスを調合して作るインドのカレーにもしょうがは、多く使用されています。日本の“ガリ”も、しょうがの殺菌作用の強さが期待されています。秘められたしょうがの力は古くから世界中で知られていたようです。
栄養素では90%は水分ですが、秘められた力は辛み成分のジンゲロール、ショウガオール、ジンゲロン、合わせて非常に多く含まれる香り成分。
ジンゲロール、ショウガオールは血管を広げ血流を促すので身体を温めてくれると期待されているものです。加熱や脱水によってその辛味成分のジンゲロールはジンゲロンやショウガオールを増やし、特に身体の内部から温めてくれると考えられているそう。東洋医学では、干したしょうがは身体の内臓系に、生のしょうがは風邪の引きはじめにとのことです。殺菌力や胃腸を温めることを含め、がん予防の観点でも研究がおこなわれているようです!
運動プラス食べ物からも身体を温め、寒さに負けず春に備えましょう。
口当たりやさしく身体もぽかぽかになるお気に入りのスープです。かぶは火通りが早いのですぐにできる点も嬉しい野菜。朝からほっこりと身体を温め良い一日のスタートを。
かぶとしょうがのミルクスープ
【材料】
かぶ...2個
しょうが...薄切り4~6枚
ハム...2枚
牛乳(または豆乳)100~150ml
塩...少々
黒こしょう...適宜
【作り方】
①かぶは6~8等分にくし形に切り、皮をむく。ハムは食べやすい大きさに切る。
②鍋にかぶ、しょうが、ハムと水200mlと塩ひとつまみを加え、蓋をしてかぶがやわらかくなるまで煮る。
③仕上げに牛乳を加え、味をみて塩(または塩麹)で味を調える。好みで黒こしょうを挽く。
かぶの皮は食べやすい大きさに切り、酢、しょうゆ同量に漬けたり、皮のgに対して10%の塩麹や、1月4日付けブログの柚子塩麹をまぶしてお漬物へ良かったらしてみてください。まとめて作るために皮を冷凍保存してためておくのもひとつです♪
<プロフィール>
伊藤 由香 (いとう ゆか)
野菜ソムリエプロ百貨店・野菜ソムリエ協会講師、レシピ提案等で活躍中。長年西洋料理を学んだ後、野菜ソムリエに。旬の野菜を使った食のセミナーはもちろん、自身の子育て経験を生かしたレシピ提案など、親子でできる野菜・果物の特徴を活かしたメニューを得意とする。