2023.1.30
◎1F
＼つちだ縁に習う料理のツボ／
コツは具材の量よりも水加減にあり！
水に調味料をどのくらい加えると野菜などの具材の旨味が引き立つのか？
上品な味にまとめる調味液の割合も合わせてご紹介します。
■炊き込みご飯の水分加減と調味料の割合について
お米に対して水加減は1.3倍がちょうど良い。
その水への調味料の配合は薄めにするように心がけます。
まずは出汁をとり、ぐっと濃いだし汁を用意します。
それさえあれば、塩、酒、味醂、薄口醤油は少な目でしっかりした味付けになります。
出汁は昆布や鰹はお好みの具材によってお好きなもので。
出汁をとるのが面倒な場合は、出汁を水にしてだし醤油などの市販の合わせ調味料を使います。
お米を測る場合は計量カップを使います。
●炊きあがりの量…2合強
（材料A）
お米 400㏄
出汁 480㏄
塩 小さじ1/3
酒 大さじ1
味醂 大さじ1
薄口醤油 大さじ1
こめ油orサラダ油 小さじ1
（材料A）だし醤油を使う場合
お米 400㏄
水 490㏄
塩 ひとつまみ
出汁醤油 大さじ2
こめ油orサラダ油 小さじ1
（材料B）
人参 中1/4本
レンコン 輪切り3㎝分
キノコ類（シイタケ・しめじ・マイタケなど）一握り分
薄あげ 1/2枚
こんにゃく 1/5枚
（作り方）
①お米を洗い、30分以上水につけて給水させる。
②野菜を切り、こんにゃくを下茹でする。
③水気を切って鍋に入れ、（材料A）（材料B）を加える。
油を少量加えることで、ご飯と具材がもったりせずにパラパラに仕上がります。
④蓋を閉め、強火で炊く。
⑤沸騰したら弱火にし、10分炊いて火を止める。
⑥5分蒸らして底からかき混ぜて、器に盛って完成です。
里芋や、さつま芋のほくほく食感を加えて季節感を味わえる炊き込みご飯や、鶏肉・豚肉・牛肉を加えてコクと旨味をプラスしながら食べ応えのあるものにしたりとアレンジ自在に楽しく手軽に少量から作ってみて下さいね。
≪プロフィール≫
つちだ縁（つちだゆかり）一児の母・現在子育て中でリアルメニューを発信。自身の料理教室でも“食卓から子供の健康を育む”をテーマに講座を展開中。プロの料理人の長年の経験を活かし、家庭でも手軽に簡単にできるテーブル映えする記念日料理がメイン。創作メニューを得意とし、日常生活より素敵にアレンジする“料理のツボ”を研究・提案し続ける。