◎4F
【内田祐子 ふわはね絵本のお部屋】
今年2月に出た絵本。
ずーっと気になりながらやっとお迎えしました。
『やぎさんのさんぽ』
作: Juno(ユノ)
福音館書店
やぎさん さんぽ
とことこ さんぽ
リズムの良い言葉とまるで植物図鑑のような小さな花たち。
やぎは切り株を飛び越え、大きな石を越え小さなお友達たちと春を楽しむ。
繊細であたたかかな刺繍は生き物の温もりさえも感じ、たんぽぽの綿毛はひとつひとつ風に乗って飛び立つ。
絵本は様々な手法で描かれる。
色鉛筆、水彩、クレヨン、切り絵、貼り絵、木版、写真、アルミの板を使われるなんて作家さんも。
いろいろなやり方があり、可能性があり、そんな自由で楽しいプロの作品がなんどでもみることが出来るというのも絵本の魅力の一つ。
また新しい刺繍絵本というジャンルがこれからもっと拡大するかもしれない。
そこに間違いも正解もなく、どこまでも自由で楽しい。
やってみたいにつながるかもしれない。
今回の絵本はそんな優しさと可能性に溢れていると感じる絵本でした。
同時刊行で『どこどこ?ねどこ』もぜひご一緒に。
<プロフィール>絵本のつなぎて ふわはね(内田祐子)
絵本を描く人作る人読む人読んでもらう人を繋ぎたいと関西を中心に活動を続ける。絵本で作る扉や広がる世界を楽しもうと絵本の紹介や絵本がある暮らし、親子の時間が楽しくなる発信をと綴るインスタグラムは子育て中のお母さんや幼児教育に携わる先生方に支持されフォロワーが15,000人を超える。
★インスタグラム @fuwahane ←こちらをクリック