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売場ニュース
【金柑とクランベリーの冬仕立てグラッセ】
先日、金柑の木に実ったもぎたてを沢山いただいたのでちょっとクリスマスとお正月を合わせたデザートを作ってみました。
甘酸っぱくて、シナモンとローリエのふんわり優しい香りが乾燥して傷んだ喉を潤してくれます。
たっぷりの金柑とクランベリーが馴染んだシロップは、紅茶に入れて飲むとほっこりリラックスできて心身体も落ち着きます。
何とも癖になるこの香りが、ミルクフレーバーとも相性ばっちり。
バニラアイスにちょこっと添えるのも美味しいのです。
★材料
(A)金柑…20個
(A)グラニュー糖…200g
(A)水…金柑が被る程度
(B)クランベリー…20g
(B)ローリエ…1枚
(B)シナモン…2振り程度
■作り方
(A) 金柑の甘露煮を先に作る。
1.金柑はヘタを取り、サッと水ですすいで塩で擦り洗いし汚れを落とす。
2.沸騰したお湯で3分茹でて水にとり、水気を拭いておく。3.皮目に隠し包丁を入れる。(縦に切り目を入れる事でシロップの浸透を良くする。特に実の酸味が強いので切込みを沢山入れておくと良い。)
4.鍋に金柑と金柑が被る程度の水、分量のグラニュー糖を加え中火で沸騰させる。アクが出ればアクをひく。
5.蓋をずらして弱火∼中火でコトコト揺れる程度の火加減で1時間煮て火を止め蓋をしたまま一度冷ます。(冷めると同時にシロップが浸透する。)これを2∼3回繰り返しシロップにとろみが付くまで煮る。ここまでで通常のおせち料理などに入れる金柑の甘露煮の完成。
(B)ここから金柑とクランベリーの冬仕立てグラッセに仕上げる。
6.クランベリーをお湯で戻す。(約5分)
7.(5)に水気を切ったクランベリー、ローリエとシナモンを加え弱火でコトコト5分程煮れば完成。
8.煮沸した保存容器に移し冷蔵で約1カ月ですが、なるべく早めにお召し上がりください。
金柑と一緒に入れるドライフルーツはお好みのもので作ってみてもよいですね。
≪プロフィール≫
つちだ縁(つちだゆかり)一児の母・現在子育て中でリアルメニューを発信。自身の料理教室でも“食卓から子供の健康を育む”をテーマに講座を展開中。プロの料理人の長年の経験を活かし、家庭でも手軽に簡単にできるテーブル映えする記念日料理がメイン。創作メニューを得意とし、日常生活より素敵にアレンジする“料理のツボ”を研究・提案し続ける。