◎1F
毎年十日戎にて参拝を終え、お正月気分も完全リセット。
本年の意気込みと、さささやかながらも当たり前の日常に感謝し、大切に過ごしていかねばと初詣から早々新たな気持ちでスタートです。
一段と冷え込みが厳しくなるこの時期、特に受験シーズでは体調管理に気を抜けない事とお察し致します。
白ネギ
白と緑の境目がはっきりとしていること、ツヤとしまりのある白い部分は目利きポイントです。土寄せをされながら土の中で時間をかけて育った白ネギは、寒くなると糖質とペクチンが増え、甘味と風味も増します。やっぱり冬の白ネギは美味しい!
白ネギは生食ではほんのりとした辛味と香りがあり、薬味や和え物には魅力的な存在。しかし、ゆっくり加熱をするとトロミのあるまったりとした甘さが際立ち、とろとろとした食感を楽しみながら量もたっぷり頂けます。味わいが幅広く変化する白ネギは冬の献立、食卓に欠かせません。
ネギに含まれる硫化アリルの一部アリシンは免疫力を高め、ウイルスから体を守ってくれると考えられています。身体を温めたり発汗促進、解毒などの効果が期待され、風邪の引きはじめにも良いと言われています。
昔から大好きな冬の味覚を重ねた白ネギと鱈のパングラタンは、食べやすいよう真ん中をくり抜いくのがポイントです♪
白ネギの青い部分まで余す所なく使ってゆっくり炒めたボリューム感ある仕上がりです。
白ネギと鱈のパングラタン
【材料】
白ネギ(細ければ2本、太いものであれば1本半)
バターまたはオリーブオイル)15g
米粉 15g
牛乳または豆乳 200ml
鱈の切り身 小2切れ
好みのパン(今回はパンオルヴァン)
チーズ 適量
【作り方】
①パンは周囲を1㎝程残して真ん中をくり抜き、くり抜いた部分を食べやすい大きさに切っておく。
②白ネギは緑の部分まで全て斜め薄切りにし、フライパンまたは鍋に入れバター、塩ひとつまみ加えてしんなりと甘そうになるまでゆっくりと炒める。
③②に米粉を加え、弱火で炒め、牛乳または豆乳を加え中火にしトロミがつくまでヘラで混ぜながら煮詰め、塩とこしょうで味を調える。
④鱈は両面に軽く塩とこしょう(分量外)をしフライパンでソテーする。
⑤パンをオーブンシートを敷いた天板に並べ、白ネギのソース少量、鱈、白ネギソース、パン 白ネギソース チーズの順に重ね、200℃のオーブンで15~20分焼く。
一皿でもしっかりとバランスの取れるホットメニューで、身体だけでなく心も温まりますように。
皆さまのご多幸とご健康を心からお祈り申し上げます。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
<プロフィール>
伊藤 由香 (いとう ゆか)
野菜ソムリエプロ百貨店・野菜ソムリエ協会講師、レシピ提案等で活躍中。長年西洋料理を学んだ後、野菜ソムリエに。旬の野菜を使った食のセミナーはもちろん、自身の子育て経験を生かしたレシピ提案など、親子でできる野菜・果物の特徴を活かしたメニューを得意とする。
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