2024.3.6
◎1F
風は冷たいものの、3月の明るい日差しに春を感じます。
3月8日はミモザの日。
西洋では黄色は春を象徴する色らしく、暖かな春の訪れを告げる「幸せの花」と言われているそうです。
黄色の優しい色は、見ているだけでも元気になります。
毎年、この季節になると爽やかな香りが部屋に漂う土佐文旦を飾り、しばし愛でながら春を感じています。
ミモザと同じ優しい黄色をした果実があるだけで部屋の中も明るくなります。
（長期置いておくと果皮の水分が抜けしわがよります。比較的果皮が厚い柑橘なので果実の水分は飛ぶことは少ないですが、美味しい頃合いを見て召し上がって下さい）
土佐文旦
高知県を代表する果実のひとつです。
この季節は露地栽培の土佐文旦が店頭に並びます。
収穫されてから1ケ月以上、ゆっくり貯蔵され程よく酸味が抜けるのを待ちながら追熟されたものです。
プリっと弾ける粒、全く飽きのこないすっきりとした甘さと、優しい酸味のバランス良いまろやかな味わいに癒されています。
土佐文旦の赤道剥きにチャレンジする家族の上達を褒めて、褒めて（笑）、最近は剥いてもらう美味しさも味わえるようになりました。
酸味と甘みのバランスが良いこの時期と、また更に酸が抜け甘さが前にでてくる3月後半頃と、時期を変えて口にすると、好みの酸味の土佐文旦に出会えるかもしれません。
オイルを回しかけるだけで、コクが加わり土佐文旦の風味とテクスチャーが変わります。好みのリーフやハーブを添えて、早春の柑橘で土佐文旦で春のプレートをお楽しみ下さい♪
【土佐文旦のカプレーゼ春サラダ】
（２人分）
土佐文旦・・1個
モッツァレラチーズ（あれば水牛）・・1個
EXVオリーブオイル・・適量
塩・・少々
ハーブ（オプション）・・適量
土佐文旦は皮を剥き実を取り出す。
器にモッツァレラチーズを手でちぎって並べ、その上に土佐文旦の実を並べる。
ハーブを散らし、オイルを回しかけ、少々の塩をふって完成。
＜プロフィール＞
伊藤 由香 （いとう ゆか）
野菜ソムリエプロ
百貨店・野菜ソムリエ協会講師、レシピ提案等で活躍中。長年西洋料理を学んだ後、野菜ソムリエに。旬の野菜を使った食のセミナーはもちろん、自身の子育て経験を生かしたレシピ提案など、親子でできる野菜・果物の特徴を活かしたメニューを得意とする。
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