◎4階 えほん売場
売場ニュース
『だるまさんが』ブロンズ新社
作: かがくい ひろし
2000年代に刊行された赤ちゃん絵本の中で、最速にミリオンセラーに達し、刊行から15年で累計発行部数がなんと900万部を超える人気絵本『だるまさんが』。
知らない子はいないんじゃないかと思うほど、2008年の出版以来、赤ちゃん絵本の大定番となりました。
我が家にこの絵本が来たのは出版されてすぐ。
長女が5歳になったばかり、次女が2歳半のころでした。
その時の投稿が過去のブログに残っていました。
年明けに近くの本屋さんの絵本コーナーを覗いてい見ると、平台に積み上げられたに目が止まりました。不思議なだるまさんの絵と赤い丸の「が」。
一瞬で心が奪われお迎えしました。
ページ数も文字も少ない小さな絵本。
ページをめくると、手足のはえただるまさんが動き出します!
だ・る・ま・さ・ん・が・・・
転ぶんですけど「こ~ろんだ!」じゃないんです。
もうこの絵本が我が家にやってきてからというもの、子ども達は二人でキャーキャー言いながら「どてっ」や「びろーん」とこの絵本のマネをしています。
「だるまさんが・・・」と読むだけで大爆笑!最後の「にこっ」には、いい笑顔をつくってくれます。
今年一番のはまり絵本になりそうな予感の大お勧めの一冊です。
あれから16年。
もはや、強豪ひしめき合う赤ちゃん絵本の世界で新定番からの大定番へ。
読んでいても、本当に人気で子供たちが大好きなのが伝わります。
当時のこの絵本の帯のキャッチコピーご存知ですか?
ズバリ!
「泣く子も笑う」
特別支援学校の先生をされていたかがくいさん。絵本作家デビューはなんと50歳。
子どもたちをゲラゲラ笑わせたい。そして普通は主役にならないものたちを主役にしたい。
全てのものに命があると伝えたかったと。障がい児教育の現場経験から生み出された絵本たち。
彗星のように現れ、54歳の若さで急逝したかがくいひろしさん。
泣く子も笑うだるまさん。
かがくいひろしさんの愛のつまった絵本たち
そんなかがくいひろしさんの大規模回顧展
「日本中の子どもたちを笑顔にした絵本作家 かがくいひろしの世界展」2024年6月29日(土) - 9月1日(日)
が今神戸ファッション美術館で開催されています。
「だるまさん」シリーズの幻のラフや、アイデアノートなどぜひかがくいひろしさんのとびきり愉快な頭の中を見れるようです。
夏休み、ぜひ足を運ばれてみてはいかがでしょう。
プロの仕事を見る。とても豊かで大切な経験だと思います。
<プロフィール>
絵本のつなぎて ふわはね(内田祐子)
絵本を描く人作る人読む人読んでもらう人を繋ぎたいと関西を中心に活動を続ける。絵本で作る扉や広がる世界を楽しもうと絵本の紹介や絵本がある暮らし、親子の時間が楽しくなる発信をと綴るインスタグラムは子育て中のお母さんや幼児教育に携わる先生方に支持されフォロワーが15,000人を超える。
★インスタグラム @fuwahane ←こちらをクリック
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