作:片山 令子
絵:片山 健
出版社: 福音館書店
皆さん「ふゆごもり」という言葉を聞いたことがありますか?
この絵本の中では、「ふゆごもりってなあに?」と聞くこぐまに、「たくさんたべて あったかくして、はるまで ねむること・・・」とかあさんぐまは答えます。
さあ、かあさんぐまとこぐまは、ふゆごもりの用意に出かけました。
木の実をとったり、はちみつをとったり、魚をとったり、綿をつんだり、きのこをとったり・・・。
こぐまも手伝いながら?ふゆごもりの準備も無事終わりました。
おいしそうなふゆごもり前のテーブルいっぱいのご馳走。
そして「きのみに きのこ。さかなに はちみつ。もり、はやし、かわ、ありがとう。いただきます」
という「いただきます」の挨拶もとてもよくて。
最後は約束の・・・。
忙しい現代社会の私たち。こんな風に何かをするために丁寧に時間をかけることがいったいいくつあるでしょうか。
忙しいながらも、かあさんぐまはちゃんとこぐまと向き合い、その成長を見守ります。
そしてこぐまからは遊びながらも、家族の一員として役にたったという自信が感じられます。
丁寧に準備をし、感謝を忘れず万全に臨む。
今日も絵本にそんなことを感じさせてもらい、日々の暮らしを見直すのでした。