寒い日が続いています。
こんな日はおうちでぬくぬくと読書の時間を楽しみたいですね。
そんなときにおすすめのこちらの本をご紹介します。
『よりぬき日本の昔話』さるかにかっせんほか
小澤俊夫(再話)福音館書店
1995年刊行のロングセラー『日本の昔話』全5巻301話から選りすぐりのお話が収録されています。
著者はもちろん日本の昔話の第一人者であり口承文芸学者の小澤俊夫さん。
猿かに合戦に、花咲かじい、一寸法師につる女房、浦島太郎など、よく知るお話が12話入っています。
見開き3ページから7ページくらいのお話に、表紙画も担当された北村人さん、伊野孝行さんに、カシワイさん、かなざわめぐみさんに高野文子さん、たけがみたえさんと錚々たる方たちが絵を担当。
白黒とカラーで物語を彩ります。
巻末には小澤俊夫さんからのあとがきがあります。
昔話は古くから主として農民のあいだで口伝えされてきた物語であるということ。
昔話は人間のさまざまな生き方を語っているということ。
そして命について。私たち人間は動物たちと同じ自然の中で生きている。
そしてその命をいただいて生きているということを語っていると書かれています。
子どもたちの耳へ届けたいお話として、2025年1月、301話の中から選ばれた12話、そしてもう12話、同時刊行として『よりぬき日本お昔話』ももたろうほか が出版されました。
次の世代へ残したい昔話ばかりです。
最後のページにある昔話にでてくる道具がイラストと共に説明されているのも嬉しいところ。
昔話本来の語りを忠実に再話した昔話集。
ぜひ大好きな人の声でお話を読んでもらう温もり、心地よさと共に届けてください。
<プロフィール>絵本のつなぎて ふわはね(内田祐子)
絵本を描く人作る人読む人読んでもらう人を繋ぎたいと関西を中心に活動を続ける。絵本で作る扉や広がる世界を楽しもうと絵本の紹介や絵本がある暮らし、親子の時間が楽しくなる発信をと綴るインスタグラムは子育て中のお母さんや幼児教育に携わる先生方に支持される。
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