VOL.9

2022.11.01

地域のモノづくりに共感した紳士ファッションのバイヤー

本店紳士ファッション営業部
平瀬 友也ひらせ ともや

地域で守り抜かれてきた技術を凝らしたモノづくり

本店紳士ファッションでは「with Local~地域と共に~」というテーマを掲げ、国内の産地ファクトリーと繋がり、生産に至るまでのストーリーや職人一人ひとりのこだわりを通して日本のモノ作りのすばらしさや商品の魅力をお客様にご紹介しています。 この取り組みを通じて、日本のモノづくりを知っていただき、産地を応援し技術や伝統を守ることへの貢献に繋げたいと考えています。

今回で3回目となるイベントでは、その⼟地ならではの素材、職⼈の技、そして意匠にこだわり作られたモノづくりの起源を訪ね、産地の歴史や⽂化を感じる体験を提供する「DOOR to LOCAL」と一緒に取り組みます。 なかでも、日本国内最大のニット産地 和歌山県の和歌山ニット工業組合 青年部の有志11社と雑誌『Begin』が手掛けるプロジェクト「和歌山大莫小(だいばくしょう)」と掛け合わせたPOP-UPイベントを開催することになりました。

丹精込めたモノづくりに欠かせない編み機

ベーシックアイテムにかける職人たちのこだわりに共感

トレンドに左右されず、いまやシーンや性別、年齢を問わずに着用できるアイテムであるスウェットやパーカー。

量販店でも買えるアイテムですが、和歌山の各ファクトリーがそれぞれ得意な技術を活かして肌触り、着心地、デザインにこだわった本気のモノづくりをしています。同じアイテムを11社分、各々の技法やこだわりの違いを一挙に見比べられる機会というのは、今までにない面白さだと思います。

①裏地にカシミヤを使用したラグジュアリーな1着②中古着物のシルクをアップサイクルしてできた1着③染めの技術を駆使し、ヴィンテージ風に仕立てた1着④原料、編み、加工が織りなす光沢感は「ブラックダイヤモンド」と名付けられた1着

深く知ることで、愛着につながってほしい

通常はオンライン販売のみの商品ですが、このイベント期間は、実際に商品に触れていただくことができます。

ただ並べてモノを売るだけではなく、生産背景まで知ってもらえるように1つ1つの商品に対してファクトリーと商品のこだわりをご紹介する予定です。 期間中は、職人の方にも店頭に立っていただき、お客様へ直接商品の魅力を語って伝えていただこうと思っています。 さらに、「DOOR to LOCAL」では、雑誌『Begin』編集者の方と一緒に普段入ることのできない工場へ行き、モノづくりに触れてもらえるファクトリー見学ツアーも「和歌山大莫小」メンバーを中心に企画中です。 


※ファクトリー見学ツアーは12月開催予定。 

※イベントは事情により中止・変更する場合がございます。

Made in Japanの魅力再発見に・・・

国内の地場産業には歴史があり、その歴史に裏打ちされた技術力の高さがあります。そして、現代的にブラッシュアップされたデザインや最新の技術で日々進化しています。このイベントを通して、日本が誇るモノづくりの魅力を再発見してもらえるきっかけになればと思います。

EVENT

DOOR to LOCAL×和歌山大莫小 POP‐UP STORE 

●8階 紳士服洋品 シーズン雑貨特設売場  

●11月15日(火)まで

詳しくはこちら

PROFILE
 
平瀬友也

2008年に入社後、3年目から紳士担当としてメンズ大阪やメンズ東京に勤務。2017年から阪急うめだ本店紳士ファッションのバイヤーとして、紳士洋品雑貨からウエアまでメンズファッション全般のバイイングやイベント企画を行う。

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